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再生と再会
アタシはレオと別れる決心をしていた。

幸せになれると思ったけど…
アタシがレオのモノになっても
結局レオの頭からはいつもタクミとの事が消えなかったみたいだった。

タクミを気にしてたのはアタシよりレオだ。

このままではレオも幸せになれない気がした。

アタシはレオの浮気の証拠を集めることにした。

そしてある日それをレオの前に差し出した。

「浮気してるよね?」

レオは少し困った顔をしたけど

「ただの浮気だろ?」

なんて開き直って言い訳すらしなかった。

「アタシたち別れよう。」

その一言にレオはすごく怒った。

アタシは強く壁に押し付けられ
その反動で後頭部を打つほどそれは暴力的だった。

「タクミと一緒になるつもりだろ?」

「どうしてここでタクミの名前が出てくるの?

タクミのこと気にしてるのはアタシじゃなくてレオだよ。

タクミとは結婚してから一度も逢ってないし、
レオと夫婦になるために頑張ってきたのに…」

レオは怖い顔でアタシを見て

「オレとは頑張らなきゃ一緒に居られないほど
タクミの事が忘れられないのか?」

と変なふうに考えて怒り出す。

「もう手がつけられない。」

アタシはレオから逃げようとした。

レオはそんなアタシに手をあげた。

レオに初めて叩かれてアタシはショックを受けたけど
それ以上にレオは傷ついてた。



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