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年越しもタクミの家族と一緒だった。
年越しそばをみんなで食べて
紅白歌合戦を見終わると家族総出で近所のわりと大きな神社に初詣に行く。
お互いを意識する前までアタシがはぐれないようにタクミがいつもアタシの手を繋いでくれていた。
そんなことを思い出しながら参拝の列にボーっと並んでいた。
気がつくと人波に飲まれていつのまにか両親もタクミも居なくなってアタシは周りを見回した。
その時、誰かがアタシの手を握った。
ビックリして振り返るとそこにタクミが立っていた。
「ボーっとするなよ。」
結局、両親たちとはぐれてアタシたちは二人でお参りをした。
アタシは家族と自分の健康と
タクミがコーチとして成功するように願った。
タクミは何を願ったのだろう?
そう思いながら自然に2人で手を繋いだまま神社を後にした。
手を離すタイミングがわからなくて
タクミから離すのを待ったけど、
タクミはずっとその手を離さなかった。
「どうせだから初日の出見に行かない?」
タクミがそんなことを言うから
アタシはタクミと海までタクミの車で出かけた。
まだまだ日が昇るまで時間があった。
車の中で2人っきりになると心臓の音が聴こえてしまうんじゃないかと思うくらいドキドキしてきた。
年越しそばをみんなで食べて
紅白歌合戦を見終わると家族総出で近所のわりと大きな神社に初詣に行く。
お互いを意識する前までアタシがはぐれないようにタクミがいつもアタシの手を繋いでくれていた。
そんなことを思い出しながら参拝の列にボーっと並んでいた。
気がつくと人波に飲まれていつのまにか両親もタクミも居なくなってアタシは周りを見回した。
その時、誰かがアタシの手を握った。
ビックリして振り返るとそこにタクミが立っていた。
「ボーっとするなよ。」
結局、両親たちとはぐれてアタシたちは二人でお参りをした。
アタシは家族と自分の健康と
タクミがコーチとして成功するように願った。
タクミは何を願ったのだろう?
そう思いながら自然に2人で手を繋いだまま神社を後にした。
手を離すタイミングがわからなくて
タクミから離すのを待ったけど、
タクミはずっとその手を離さなかった。
「どうせだから初日の出見に行かない?」
タクミがそんなことを言うから
アタシはタクミと海までタクミの車で出かけた。
まだまだ日が昇るまで時間があった。
車の中で2人っきりになると心臓の音が聴こえてしまうんじゃないかと思うくらいドキドキしてきた。