あのメロディーをもう一度
ももと別れゆきのも部活に戻ると

ちょうど練習が一段落したのか休憩の時間だった。

「遅かったねー、あれ、ゆきのトイレにまで楽譜持ち込んでたの?」

「え、あ、これは...」

「さっすがゆきの!」

「優等生だねぇ〜」

「あはは...」

なにか違うが否定するのも面倒なのでゆきのは笑って誤魔化しておいた。

「はい、集合!」

しばらく話してたら休憩の終わりを告げる先輩の声が響いた。
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