あのメロディーをもう一度
それからは、4人はそれぞれ部活に打ち込んだ。

ももは毎日1番遅くまで部活に励んでいる。

どうやらこの高校のバドミントン部は全国大会に出場するほどレベルが高いらしく、

かなりきついとももは笑いながら話していた。

かおるとかなでは演劇なんてしたことなかったはずだが、やればある程度なんでも出来てしまうという

その適応力には昔から驚かされるばかりだ。

聞いた所によると2人とも先輩をぬいて部内で主役などメインキャストを勝ち取っているらしい。

そしてゆきのは音楽の基礎的なことをしっかりと学び益々と音楽が好きになり、その才能を伸ばしていた。

元々、ゆきのはコミュニケーションをとることが苦手だったが合唱部内ではかなりの人気者になっていた。

それはひとえにゆきのの才能のお陰だろう。

そんなこんなで4人は部活が忙しく皆で遊ぶことや話すことが少なくなっていた。
< 6 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop