再会はある日突然!!


その後静かに部屋を出て、ナースステーションに向かう。


「三枝さんいる?」


「はーい、居ますよ。」


「406の川島さん、起きたら俺のPHSに連絡ちょうだい。」


「分かりました。」


あ、あれも言っとかないと…


「あと、点滴だけど、もう少しで今のが終わるから、追加しといて。

それと、これから、川島さんに注射する時は三枝さんにお願いしていい?
血管細くて見つけづらいから。」



何度も失敗するのは可愛そうだし…



「分かりました。
もしかして、最初の点滴ズレてました?」



「あ、あぁ。ちょっとね…」


「すいません…」



三枝さんが指導していた人だったみたいで、謝ってきた。


「大丈夫。目が覚めたら本人にも言ってあげて。」


「分かりました。」


「じゃあ、よろしくね。」


たぶん、当分目は覚まさないはず。


今のうちに、やること終わらせよう。

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