love game♡

必然的に、隣に座った伊織くん。

「意味わかんない。」

「俺とつかさちゃんが付き合ってさー、
どっちかが本気になったら負け。」


「うん。全く意味不明！！
てゆーか、私とあなたが付き合って意味があるんですか？」

「んー、意味はあるかもよ？」

平気で笑っていうあなたの心が読めません。

「サブキャラ脱出できる。」

「は？」

「俺、モテキャラじゃん？有名だしぃー。
俺の彼女になればつかさちゃんも有名だしー、晴れてヒロインになれる。」

「ならなくていーし。」

「ふーん？サブキャラのままでいいんだ？」

「嫌だ。だけど！あなたの彼女だけは嫌だ。」

「なんで？」

だって‥

「恋愛をゲームとしか思ってないってことでしょ。」

「ゲームみたいなもんじゃん。」

「恋愛をゲームとしか思ってないあなたと付き合う暇はない。」

言ってやったわよ。
へっ！！

舌を出してベーっとすると、
鼻で笑われた。