蘇りのウタ
後半の歌詞は他の魂を呼び起こさないためのウタになっている。


たったこれだけの短いウタを朝まで歌うのはきっと大変なことだろう。
途中で退場はできなし、飲食もできない。


自分たちの歌だけが繰り替えされる真っ暗な空間は、考えただけでも寒気がした。


俺は残っていたペットボトルの水を飲みほした。


トイレに行っていた仲間たちが次々と戻って来る。


誰もがもう覚悟を決めた顔をしていた。


儀式が、はじまる……。
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