身代わりの姫


翌日


「今日は戻ってもらいますからね」


と、コゼットにキレイにしてもらい、馬車で久しぶりに王城に戻った。


王と王妃と王女が迎えてくれて、夕食を共にした。



「ご迷惑をかけました」

と謝ったが、誰も責めなかった。


感謝しても足りない、私もこの国を盛り上げることがきっと恩返しになると、思った。



久しぶりの寝室には、キレイな花が生けてあり、東の館の侍女も兵士も、受け入れてくれた。



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