身代わりの姫


衣装の打ち合わせが午後からある為、身の回りの世話をする侍女のコゼットと用意を始めた。

彼女は私が影武者になる時に、私の影武者となる。

サバサバした性格でありながら、優しい人だった。



王女の護衛隊長が後宮まで王女を送り届け、昼食のあと、ドレスの確認をしてもらい、私は、当日の王女の移動ルートや自分の立ち位置を確認した。


翌日からは、影武者になった時の喋り方や、歩き方等、細かい注意点を確認した。




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