彼女の恋人は彼女
千夏に連れられて入ったバーはカウンター席だけの小さい店でまだ客は一人しかいなかった。

「あーら、夏美ちゃんじゃない〜お久しぶり。あら?彼女?それとも彼氏?」
軽くオネエ系なマスターからの質問攻めにあったがユカはこうゆう店も悪くないと思ったが、マスターが千夏を夏美と呼んだ事が気になったので聞いてみると千夏は全く表情も変えずに言った。
「千夏はお店での名前」
「…」
ユカは訳がわからなかった。
「後からちゃんと説明するから今は飲もう」
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