【短】特等席
こういうときたまたま屋上とかが開いてるといいんだけど開いてるわけがない



しかも他の教室では授業中だから教室に行くこともできず一番人のくる確立が低い屋上へ繋がる階段へと行き腰掛けた




「で、用事って?」


「えっ、あー、その」


「美代子?」



……やっぱ無理だ


彼の頭のなかにいるのは美代子
あたしの入る隙間なんてないのかな隅っこでも良いからないのかな?



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