現役女子高生、メイドになります!
そんな感じで結構焦っていたから、部屋の扉を開けたとき、廊下に海様が立っていたからものすごく驚いてしまった。



「ど、どうしたんですか!?」



不意打ちの海様の登場は心臓に悪い。体温がぐっと急上昇するのを感じてしまう。




「あのさ。結衣って俺のこと、結構意識してるよね」



「うっ……」




もう、ぐっちゃぐちゃ。とっさに否定できるほどの余裕はないし、私の顔めっちゃ赤いだろうし。



それでも、両手で真っ赤になった顔を覆って、思いっきり首を横に振るけれど、なんだか嘘くさい。



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