笑顔をくれた駅員さん
お兄さんとはちがうのに…



私は、過去のいじめのことが原因で笑えないこと。





どこにいてもその場に馴染めないこと。






本当はもっと楽しく生きたいこと。






初めて人に相談できた。






駅員さんは私の話をうんうんって相づちを打ちながら真剣に聞いてくれた。





「そっか…それは…今まで辛かったよなあ」






駅員さんはまた頭を撫でてくれた。





撫でられるだけで、こんなにも安心するのはどうしてだろう。




「俺もさ…



いや、ごめんなんでもない。」






眉毛を下げて笑いながらそう言った彼は




どこか寂しそうに見えた。




どうしたんだろう…?


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