キミへ告げる想ひ
出店するクラスは主に東棟でやっていた。

今日は生徒だけのはずなのに結構な数の人が廊下にいた。

まずは一組の方に行くことにした。

入ると華と愛斗はカキ氷を買いに行ってしまったので、桂碁は一人射撃をやることにした。

「青井ってこれ得意なの?」

これは受付をやってる平野君が聞いてきたのだった。

「得意ってわけじゃないよ。
まぁ、どっちかというと好きだけど」

すでに四回やって今二回連続で的に当てていた。

景品はうまい棒だった。

あたりを見回すと入り口の外の椅子に愛斗と華は座っていた。

カキ氷を食べながら二人はなにやら話をしていた。


「何話してたの?」
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