キミへ告げる想ひ

3,

吹奏楽部の演奏のあと、二人は他のクラスのお店も見て回ることにした。

あっという間に時間は過ぎてしまっていた。

「ただいまー」

元気に教室の扉を開けると桂碁と華以外みんないた。

「遅いよ、二人とも。

みんなもう集まってるんだけど」

そう真奈は言った。

「え…。
まだ時間大丈夫なはずなんだけど…」

桂碁が、そう言って横の壁にある時計を見てみるとまだ12時50分だった。
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