キミへ告げる想ひ
「だったら先生に頼んでみる?」

そう言ったのは純子だった。

「何を?」

わけも分からず桂碁は聞いた。

「本選のあとの閉会式で優勝者はもう一回パフォーマンスするでしょ?

その時に明梨さんが入れるように先生に頼めばいいかなって思ったんだけど」

「確かにそれなら見れると思うけど学校側はそれで許してくれるのかな?」

「そこは賭けるしかないんじゃない?」

「いや、でも頼むのは本選の結果が出たあとじゃないとまずくない?」

「まぁ相当な自信家だと思われるよね…、文化祭前に言ったら」

「じゃあ予選も本選も通過したら先生に聞きに行こう」
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