呪いのナンバープレート
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最近は、自分でナンバープレートを選べるようになって来たが、昔はそんなことがなく、登録する陸運局からもらう形だった。

ある日、ある局員が、戻って来たナンバーを見て、首を傾げた。

「あれ・・・?」

つい三週間前に、やはり戻って来たナンバープレートの中にも、同じナンバーを見たような気がしたからだ。

「デジャヴか?」

と、局員はさして気にも止めず、そのまま処理を続けた。


それから一か月後。また同じナンバーがあった。
今度は間違いない。

さすがに気味が悪くなって来た局員は、友人の局員に打ち明けた。

「調べてみようか」

本来はいけないことではあったが、あまりの友人の怯えように、気になったのだろう。パソコンを使用し、ナンバーの経歴を調べてみた。
払い出しのあと、2週間以内に廃車となり、ナンバーは陸運局に戻って来ていた。

二人はモニターの前で顔を見合わせた。



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