狂愛彼氏


そういえば、とはたと思った。


疾風と優さんは双子だったはず。
優さんも疾風みたいなのかな?


「………ねぇ愛麗」

「ん?」

「優さんは、重い?」

「?何が?」

「想い」


優さんの愛麗に対する感情は、重い?


愛麗は、暫く唸ると、分かんないと首を傾けた。


「比べる対象がいないから分かんないけど、優はね、あたしにだけ優しいんだ」


ふふっと愛麗は幸せそうに笑う。


「愛麗だけ?」

「あの顔じゃん?疾風さんは顔はいいけど近寄りがたい。でも優は、パッと見、優しそうだしフレンドリーな雰囲気だし」


それに引き寄せられて色々集まってくるのよ。


「でもね、意外に優って疾風さんと似たような感じなの」


兄弟だから当たり前なんだけど。


< 112 / 160 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop