私の恋した誘拐犯【完】
「い、いこ!」



「はーい」



本当なら、その手を引いて歩きたいけれど。



今の私にそれはできない。



それが、ほんとはすごくもどかしい。



「洋くんお昼は?」



「まだ食べてないよ」



「じゃあお昼買いに行こっか」



洋くんの隣で、学校を歩く私。



周りの人からは、どう見られているのだろう。
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