お姫様は俺のモノ
「つかさぁ、さっきから思ってたんだけどなんで不良クラスの陣が、特別クラスの合宿に来てるわけ?」

そう言えばーー


みんなの視線が、陣に注がれる。


「ああ、言ってなかった?今日から特別クラスの一員になったんだよ」



「はあ!?聞いてないけど。なにそれ」


思わず担任を見る雷。


海の家でニコニコしながら、酒を飲む教師がいた。



羽目を外しすぎじゃねー?



聞いても、無理そう。


「つか、腹減った。昼飯にすっかぁ」


陣が、腹を叩いて海の家に向かうのを追いかける。


白雪も、着いていこうとするので、引き寄せると耳元で囁く。



「白雪は、俺の隣な」


案の定赤くなる白雪が、可愛くて頭を撫でた。


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