これは恋ではありません
まるで、私が言ってる事がおかしいように




美琴は可愛く口を尖らせていう。




「えっ、いやおかしいって。」




美琴ってこんな感じだったっけ?




あからさまな敵意が美琴から伝わってきて




私は驚く。



「かおりん、なんでひーくんが私にお弁当を頼んだからって、急に私が本当にお弁当を作ってないこと言う必要があるのかなー?」




「それ……は。」



美琴が言ってることも一理ある気がして何も言えなくなる。



「ね!決まり!よろしくね、かおりん。」



美琴いつもの可愛らしい顔で私に微笑んだ。



でも、私はその美琴の顔は可愛くは見えなかった。



なんだか、怖かった。
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