君はいつも、心の中に。
家族
今日のお昼ご飯はスープに酢の物に…とにかく沢山ある。

今日は人参もお肉も入っていなかったから、二人共美味しく食べられた。

幸「美味しかったね〜」

食器を片付け終わった私達は他愛もない話を語り出した。


ガラッ

楽しく話していると、ドアが開く音がした。

幸君と同時に見ると、私のお父さんとお母さんが立っていた。

母「あら叶、さっそく新しいお友達ができたのね?」

父「話は聞いているさ。幸君、こんにちは、叶のお父さんだよ、よろしくね。」


いつも陽気でにこやかな2人が、幸君に挨拶をした。


幸「箱根幸ですっ、よ、よろしくお願いします……っ」

ぺこりと頭を下げた幸君。

その目は心なしか嬉しそうに見えた。
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