溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
「大成さん、や、やっぱりつけていい?」

「え……」


私が勇気を振り絞ってつぶやくと、彼は目を白黒させている。

自分で言ったくせして、顔から火が噴きそうだった私は、すぐに彼の胸に顔をうずめて唇を押し付けた。


「あはは。そんなんじゃつかないぞ? こうやってやるんだ」


形勢逆転。
「チュッ」という音とともに胸元に鈍い痛みが走る。


「ちょ、っ……もういいですってば!」

「ダーメ。もう一個」


時々甘えん坊になる大成さんは、私を愛おしそうに見つめ、もうひとつ印を作る。


「澪。愛してる」


そして囁かれた愛の言葉がうれしくて、私は彼に抱きついた。


私の未来は、彼との幸せであふれそうです。



【END】
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