60%でスキップ2~1ヶ月日記・17・9~

 ひんやりとして冷たい朝の中で、太陽がさんさんとリビングに降り落ちているのをぼーっと見るのが好きです。

 朝の一こまなんですけどね。うちには吹き抜けがあって、東側の高いところにある窓から光が零れ落ちているのです、毎朝。それを奥まったところにあって電気もつけていない暗い和室からぼーっと眺めるのが心地よいです。

 暗いところから、明るいところを眺めていると不思議な気分になりますよね。

 憧れとか、希望とか、そういうイメージのよい言葉とはちょっと違って、懐かしい風景のような気がするのです。美しくて懐かしいけれど、別に欲していないところ、というか。自分は影からそれを見ていて、あの明るい場所に到達したいとも、入り込みたいとも思わずに、ただ見ているのです。

 光でテーブルやテレビやソファーがところどころ光り輝いていて、埃が舞うのが見えて、まったりと優しい雰囲気。雨の日にはその光景が見えないので少し寂しくなります。

 テレビの中でスポットライトを浴びるアイドルを見ている感じに近いかもしれません。

 輝いていて素晴らしいなあと思うけれど、その人を手に入れたいとは思わないし、本物に会いたいとも思わない。だけどいつまでもそこで輝いていてくれたら、こっちは安心していられる、という感じです。

 まあ私は好きなアーティストがいても追いかけてステージをみにいく派ではないので、ちょっと特殊な例えかもしれませんが。

 今週はポスティングのバイトはないと実家の親父から連絡がきたので、いつものようにパソコンをしてお昼ご飯を食べ、映画を見てまったりしてました。懐かしい「バットマン・フォーエヴァー」を観た。そういえば昨日読んでいた本で「白いドレスの女」というのが良かったという記述があったな。みたことない映画だから、いつか探してみましょ。

 夕方には子供のどちらかに付き合ってもらって河川敷を散歩します。

 大切な運動不足解消方法で、最近の私の唯一とも言える外出時間です。家の前の河川敷を歩くだけで家も見えているんですけれどもね、この近さでも一人では緊張して全身がこわばり、汗が出て震えがくるので子供についてきてもらうんです。

 今日は引きこもりーず(つまり私と息子)で散歩です。

 ひんやりした夕方で風が強く、雲がびゅんびゅん飛ばされていて夕日が綺麗でした。そして何故か飛行機雲がやたらと多かった。パソコンばかり見ていて視力が悪化しつつあるので、近所の山の緑をじいーっと見詰めながら歩きました。

 先月毎日30分歩くようにしたら疲労がたまって倒れたので(なんちゅー貧弱な!って思うでしょ。1回寝たきりになったら皆こうなるんですよ~)、今月は15分で切り上げてます。疲れが溜まらない程度で、全身に良い影響がある程度・・・難しいったら。

 とても綺麗な世界でした。

 堪能したわ~秋の夕暮れ。


 さて、今日はダンナも遅いし、手を抜きまくりの料理にしようっと。



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