☆stay with me☆
ーーーー月曜日ーーー



いつも星也と待ち合わせして
学校に登校するが
気まずくて1人で行っていた



すると後ろから走る音が
近づいて来たかと思うと
あたしのランドセルが〝トン〟と
優しく叩かれる



ゆっくりと振り返ると
そこにいたのはーーーー




新一お兄ちゃんだった



「おはよ!今日は星也と一緒じゃないの?」



「うん…」


「喧嘩でもしたの?」



「ううん」



「昨日星也落ち込んでたよ」




あぁ…約束を破ったからだろうか



ごめんね、星也



本当はあたしも行きたかったよ



「あたしが約束破ったからかな」



あたしの瞳からは涙が溢れ出る



「どうしたの?泣かなくても大丈夫!」



新一お兄ちゃんはあたしの涙を
拭いてくれて頭を優しく撫でてくれた



いつも新一お兄ちゃんは
あたしの頭を撫でてくれる



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