あたしはモデル。【完】


受験生の私は塾に通っていて、帰りはいつもなら友達と一緒だった。

けどその日、友達は偶然休みで。



私は夜遅くひとりで家に帰っていた。



人通りの少ない道。

ふと背後に違和感を感じた。




耳を澄ませると


コツコツコツ

と私の足音に重なる…




カツカツカツ

不気味な足音。






っ、間違いない

誰かにつけられてる…!




私が駆け足になると、相手も駆け足になる。



そしてだんだんと足音が近付くにつれ、恐怖を感じた私はついに全力で走り出した。





< 141 / 206 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop