【正太の一句】
【2話 言葉】


【あなたに贈る言葉?なんだろ?】


僕は、その側にある自販機のコーヒーを買うそぶりをしながら、チラッと覗くと

座敷に座って、ひたすら言葉を書いている、30代後半ぐらいの人がいた


【あなたに贈る言葉】


一時期、流行った 326のような言葉が、たくさん並べられている。書いて、通行人の人に、300円や500円で売っているんだ....


と、その人が書いた言葉を物色していた。




すると






「おい、兄ちゃん!どうや!一枚買わへんか?」



え?大阪人?




「えっ、え、いや、お金ないんでいいです笑....」



「なんや!一文なしかい!」




「あ、でも、いい言葉ばかりですね。こんな才能があるなんてうらやましいですよ」



「ははっ笑。ありがとよ笑。兄ちゃんな、言葉には不思議な力があるって知ってっか?」



「不思議な力?」
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