もしも、運命の赤い糸がみえたなら

体育祭当日。



あたしは応援席で自分のイスに座っていた。



クラスのみんなとは普通に話せるけど、仲がいいのは幸華ちゃんと朱里ちゃんだから、なんとなく寂しい。






“プログラム1番 各学年選抜選手によります100m走です”






そんなアナウンスが流れると周りがざわめきだす。




100m走は各クラスの一番速い人が走るからとても盛り上がる。


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