もしも、運命の赤い糸がみえたなら


そんなかんじで、あたしのグループは幸華ちゃん、朱里ちゃん、平田くん、天野くん、森くんとあたしの6人。



平田くん、天野くん、委員長の森くんはうちのクラスの野球部。




「森がいるから、うちのグループは安心だ。」




幸華ちゃんは満足そう。








今日はいろんな人の思惑が交差した結果のグループであることに、あたしは気づかない。







空は、曇り空。梅雨の時期にしてはよかった、と思っていたけど。








あたしたちのグループのこれからを表すような天気であることに、誰もまだ気づかない。



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