さがしていたもの
さがしていたもの

-ずっとそばにいたい-
そう思える人を探していた。
きっとその人とはまだ出会っていなくて、いつか突然自分の目の前に現れるのだろう
と、そんなことを考えていた。

雨が降ったその日、自分の隣で静かになく君を見て

-この子のそばにいてやりたい-

そんなことをふと思った。
そのときに
そういう"人"は突然現れるわけじゃない
そういう"感情"に突然出会うんだと知った。

「やっと見つけた。」

そのときにはもう雨は止んでいた。


涙が1つ頬を伝った。
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