芸人
「あれ?」

猛スピードで走るタクシーの外から見たことある物を持っているご老人が一瞬、
目に入った。
幼い時、持っていたマジンダーVだ!
捨てたはずなのに・・・・・・・・
忘れていた時間が蘇った。

「気のせいだろう?」

マネジャーが言った。
「どうした?」

「いや、なんでも無い。」

今は上に上がる事しか考えない。

「一番になる事」

それだけだ。



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