【完】『空を翔べないカナリアは』

その帰り。

美優は鶴見ベースに寄った。

不在であったらしく、真っ暗になっていたので美優はそのまま帰ってゆく。

「今度はちゃんとデートしなきゃ」

そうして潮見橋をいつものように渡って、いつものように仲通のリサのスナックを目指して、自転車を漕ぐのであった。



< 105 / 275 >

この作品をシェア

pagetop