天神学園の奇妙な案件
向かい合って正座。

「じ、じゃあ、目閉じるぞ?」

「う、うん」

目を閉じるティーダ。

恐る恐る、蒲公英は顔を近付けるが。

「……」

「ティーダっち薄目開けてる!閉じてって言ったのに!」

ティーダの様子に気付いた蒲公英が、抗議のグルグルパンチ。

「いてっ!いてっ!ごめん!ごめんて!今度はちゃんと閉じるから!」

「今度薄目開けてたら、もうしてやんないから!」

プンスカ怒りながら、仕切り直し。

本当に、しっかりとティーダが目を閉じているのを確認して。

「……」

更に念の為に片手でティーダの両目を塞ぎつつ、蒲公英は唇を重ねる。

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