喫茶店の彼女


バーテンダーの格好をした、50代くらいのご老人。


まっすぐに伸びた背筋とピシっときまったネクタイが、彼がジェントルマンであることを印象づけていた。


「お好きなお席へどうぞ」


「あ、はい」


人のいい顔をする彼の言葉で、俺はカウンターに腰を下ろす。

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