政略結婚はせつない恋の予感⁉︎

♡心よりカラダが正直になってます♡


「彩乃、大丈夫?……結構、呑ませちゃったわねぇ。今日はうちの家に……」

わたしをタクシーに乗せたマイヤさんが、眉を寄せる。

「だっ、大丈夫ですっ……運転手さん、尾山台までっ」

わたしは、ろれつが回らなくなりそうな舌を叱咤激励して言った。

将吾さんの家に戻るのは絶対イヤだ。
わたしが使っていたベッドが、将吾さんとわかばちゃんの「犯行現場」だからだ。

マンションに着いた。
支払いを終えて、エントランスに入って行く。

「……朝比奈さま、大丈夫でございますか?」

酔いが回って、覚束ない足取りになっているわたしを、コンシェルジュの彼が駆け寄ってきて支えてくれる。

「あ…ごめんなさい」

エレベーターに乗せて、部屋の前へ連れて行ってくれて、インターフォンまで押してくれた。
すでに海洋が帰宅していて、わたしを引き渡す。

わたしは部屋の中に入った。

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