私と魔王と君達と。
新菜
よし、これでいいや。
お姉様なら分かってくれるはず…


2XXX年12月25日
平和なはずだったこの国に
悲劇は突然舞い降りた。

魔王と名乗る男と恐ろしい魔物達が
人々から感情を奪っていった

私はその日教会にいて
難を逃れたけれどお姉様や街の人が犠牲になってしまった。
 
気づいた時には街の人もお姉様も笑わなくなっていてクリスマスだというのに、

朝は賑やかだった子供達の声すら聞こえなくなってしまっていた。
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