イケメン部 〜第1巻〜
「御影誠だ。担当分野は琴。部長や西条に何かされたら直ぐに俺を頼れ。力になってやる」
顔色一つ変えずに言う御影だった。
御影の発言に佐々木.西条は不満を感じたものの、澪和の顔は明るくなり、
「有り難うございます」
素直に感謝の言葉を伝えた。
「2人とも見事にフラれたな」
笑いながら言う男は――
「3年、楠見薙早。得意分野は囲碁だ。お前なんかには興味ないから安心しとけ」
「本っ当そーゆーの、鬱陶しいよ?この部活に3年生は僕一人で良いのに」
楠見の腹の立つ自己紹介にすかさず佐々木が言葉を挟む。
「生徒会だからって調子乗んなよ。フラれた癖に」
言い返す楠見。
「………それやめて?本当に傷ついてるから」
佐々木は耳を塞ぐ。
「…ご、ごめんなさい」
罪悪感を感じた澪和は佐々木に向かって謝る。
顔色一つ変えずに言う御影だった。
御影の発言に佐々木.西条は不満を感じたものの、澪和の顔は明るくなり、
「有り難うございます」
素直に感謝の言葉を伝えた。
「2人とも見事にフラれたな」
笑いながら言う男は――
「3年、楠見薙早。得意分野は囲碁だ。お前なんかには興味ないから安心しとけ」
「本っ当そーゆーの、鬱陶しいよ?この部活に3年生は僕一人で良いのに」
楠見の腹の立つ自己紹介にすかさず佐々木が言葉を挟む。
「生徒会だからって調子乗んなよ。フラれた癖に」
言い返す楠見。
「………それやめて?本当に傷ついてるから」
佐々木は耳を塞ぐ。
「…ご、ごめんなさい」
罪悪感を感じた澪和は佐々木に向かって謝る。