ペンダント~夢からわかる過去の真実~
ヤヨイセンセイ






******


目が覚めるとどこかの部屋の中にいた。


(ここは....どこ?)


辺りを見渡そうとしたとき


「痛っ!」


なにかが飛んできて、私の腕に当たった。


飛んできたものを確認すると、ゴムボールだった。


(なんで....ボール?)


「こーら、たくとくん!お姉ちゃんに謝りなさい!」


なにげなくボールを手でいじっていたら、恐らく私にボールを当ててきたであろう5歳くらいの男の子が怒られた。


するとその子は私の方へ近寄ってきて


「ごめんなさい....」


と、半泣き顔で謝られた。

< 136 / 356 >

この作品をシェア

pagetop