ペンダント~夢からわかる過去の真実~
「花乃ー帰ろー」
莉夢が私に言ってきた。
....こっちの気もしらないで。
莉夢のせいで今私がどんな目で見られているかわかってんの?
「いい。私、一人で帰る」
(ちょっと気持ちを落ち着かせよう)
そう思い、一人で帰ろうとしていると、腕をつかまれた。
「ちょっとちょっと花乃?どうしたの?」
莉夢がこう言った瞬間、私の中でなにかが崩れた。
「どうしたの? じゃないよ!誰のせいで私がこんな目にあっていると思ってんの?」
(私、なに言っちゃってんの?)
そうは思ったが、一度は崩れた感情は止められなかった。