Another 姫☆組 (姫シリーズVol.3) 【完】
りんもそんなガクの言葉におもいっきりの笑顔で頷いたのだ

それからふたりは久しぶりに一緒に過ごし、りんはそのままガクの車で球場に向かい、始球式を無事に済ませることが出来たのだった

ふたりが久しぶりに甘い夜を過ごしている頃、ガクの事務所では、今回の仕事に穴をあけた損失額に頭を抱えるガクのマネージャーの姿があったのだった

翌日・・・

「せ・・狭い・・・」

機内で長い足を折り曲げ、小さくなっているガクの姿があった

「我慢してください! 今回の損失額いくらだと思ってるんですか! 今回は往復エコノミーで我慢してください! 経費で補填しても足りないんですから!!」

とマネージャーはあくまで強気だ

「・・すみません・・」

とさらに体を小さくするガクであった


短編集17 【完】

2009.2.2





< 114 / 121 >

この作品をシェア

pagetop