私を救ってくれたのは君でした。【完】
『莉乃ってそんな可愛くないよねー笑』

『調子乗ってるよなw』

『賢いしうちらの事絶対馬鹿にしてるよね笑』

自分の悪口が聞こえて教室に入りにくくなった私は屋上に向かった。

もちろん自分が可愛いとは思ってない。

それに調子に乗ってるわけでもないし、馬鹿にもしてない。

言い返すことも出来なかった事に呆れて空を見上げた。

虐められているわけでもないけど、自分の居場所が学校にない事は分かっていた。
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