許されざる恋〜あの頃キミが大好きでした〜
-4-
「立花さん。もう大丈夫ですよ」
「だから泣かないで」

「僕には愛される資格なんてないんです」
僕はそっと小鳥遊さんから離れた

「立花さん…いや。歩さん。」
「話してくれてありがとうござい」

「歩さん?そんなに自分を蔑まないで」
「お願い。歩さん」

小鳥遊さんは優しい人だ

「江くんみたいな人を恋人に持つ人は…幸せですね」
僕は…羨ましいなぁ。なんて

「もう。歩さん⁉︎」
「前にも言いましたけど。俺は歩さんがスキなんです」
「だから⁉︎お願い」

小鳥遊さんはまた僕を抱きしめた

「お願いします。歩さん」
「江くん?」
「今は駿くんの代わりでいいから。俺とも距離置こうとしないで…」

あぁ。本当に純粋な人だ
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