俺様御曹司に飼われました

「心海、合コン行かない？」



昼休み。
久しぶりにみんな仕事が平和できちんと昼休みがとれたため、朱莉と音哉と食堂でランチ。



「行かねーよ」


「なんで、音哉が答えるのよ！あたしは心海に聞いてるの！」



なぜか速攻で断る音哉の頭を朱莉が叩く。



「こいつのことだから断れねーじゃん。だから俺が代わりに」


「まさか、あんたたちいつの間にか……付き合って「ねーよ」



朱莉の言葉に自分の言葉を重ねる。

このふたりは揃うといつもこんな感じ。
ハキハキなんでもものを言う朱莉とそれに負けずにハキハキしてる音哉。

あたしだけ、ハキハキしてないよなーって思う。



「で？合コンどうする？」


「んー。行く」


「は！？」



あたしの返事に音哉があたしの顔を凝視する。



「わーい！今日仕事終わったら髪の毛可愛くしてあげる！」



音哉のことなんかお構いなしに、喜んでる朱莉。