好きって言ってほしいのは、嘘つきな君だった。



あまり大きなお店ではないことから、基本的にホールスタッフは2人体制。


そしてそのホールスタッフの中で私が一番バイト歴が長いことから、バイトリーダーをやっている。



つまり、どういうことかというと。



私は立場上ホールを見回さないといけないために、カフェの接客から免れることができないんだ。




「まーいちゃんっ」

「あはは…」


表情筋がおかしくなりそう。



なんで私なんだろうとずっと思ってるけど、答えを出すとすれば、一つ。


私がこのお店の最年少だから。それしか思い当たらない。



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