イジワル男子の甘い声
「っ、ぷはっ────」
「何。息止めてたの」
「うっ、だ、だって…意味が…なんで…」
ちょっとこっちまで恥ずかしくなるくらい赤い彼女の頬をゆっくりと包む。
「お前を信じてみたいって思ったから」
「っ……」
真っ赤な顔で唇を噛み締めて涙目になる彼女をみても、もう少し意地悪したくなる。
「今度は息止めないで」
「ちょっ、─────っ、」
ちゃんと、彼女の熱が伝わってくる。
俺に触れて、そうなってくれている。
それが、すごく、嬉しい。
「好きだ、双葉」
いつも彼女にかける声とは違う。
彼女が好きだと言った、その声で。
「っ、、ず、、ずるいっ、今の…」
「何が?」
改めて顔を見合わせる。