キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
☆☆☆

正直、あたしは先生の話しなんて聞きたくなかった。


リナに関することだと、否が応でも分かってしまっていたから。


何も知りたくない。


もしくは、リナが元気に登校してきてくれればいいのにと、願っていた。


けれど、その願いは空しく空回りしていた。


「今日はみんなに連絡がある」


いつになく真剣な先生の表情に、誰も私語をしていなかった。


ここまでの静寂に包まれる教室に寒気を感じてしまう。


「今朝早くに、板野リナさんが亡くなった」


一番聞きたくなかった言葉だった。


誰も何の反応もしなかった。
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