キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
「そんなに気になるなら、メッセージでも送ったら?」


沙良にそう言われてあたしはスマホを取り出した。


リナともメッセージのやりとりはするけれど、頻繁じゃない。


普段同じ教室にいるから、すぐに話かけてしまう。


メッセージの内容に少し悩んだ後、結局は《今日はどうかしたの? 体調でも悪い?》と、簡単なものを送った。


「そう言えば、少し顔色が悪かった気もするよなぁ」


あたしたちの会話を聞いていたのか、前の席の寛太が振り向いてそう言って来た。


「そうだっけ?」


あたしは首を傾げてそう聞き返した。


「あぁ。なんか、青ざめてた気がする」


そう言われればそうだったかもしれない。


朝からいつものリナじゃなかったのは確かみたいだ。


「大丈夫なのかな? 体調が急変して学校に来れなくなったんだとしたら、どこかで倒れてたりしないよね?」


「やめてよイズミ。こっちまで心配になってくる」
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