キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
「あたしだけじゃない。クラスの子みんな登録してる……」


すでに幸穂とリナと沙良があの動画を送られてきているのだ。


他のクラスメートが学校の子へ拡散されていたとしてもおかしくなかった。


そうなれば、学校中にあの動画が広まることは簡単だろう。


あたしはスマホを握りしめて、寛太へとメッセージを作った。


《寛太お願い! 呟きサイトを退会して!!》


それだけの短いメッセージだった。


けれど、ここでダラダラと理由を書くよりは、インパクトがある。


メッセージを送ってすぐに寛太からの電話がかかってきた。


「もしもし」


『もしもしイズミ? なんだよあのメッセージは』


寛太は怪訝そうな声色をしている。


けれどこうして電話をしてきてくれたのだから、気にしてくれているのだろう。

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