この幼なじみ要注意。



あぁ……


なんだ……


わかってしまった……


答えはこんなに簡単なことだったんだ


今までのわたしはどうしてこんな簡単な気持ちに気づくことができなかった……?


そばにいるから気づかなかった?
そんなわけない。


わたしにとって知紘の存在は"幼なじみ"で、とても大切な存在。


けっしてそれは幼なじみを超えることはなくて、

誰よりも特別でずっと近くにいてわたしを守ってくれた、たったひとりのかけがえのない人……


こんなにもそばにいたいと思うのは知紘だけなんだ。


これだけは、はっきり言える



どうして知紘のことで頭がいっぱいになるのか……

どうして知紘が自分から離れていくのが嫌なのか……


どうして今のわたしがこんなに知紘のことで頭がいっぱいなのか……


それは……



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