たったひとつの愛を君に




あの日から幾日か経った。

私は母と共に、久しぶりに学校へ来ていた。

相変わらず車椅子でしか移動出来ないでいた。

今日来たのはある決断をする為だ。

母と散々話し合って決めたことがある。

それを実行に移すには、担任に会う必要があった。

授業中の生徒が少ない時間に事務所へと行く。

そこで担任を呼んでもらうと、しばらく外で待っていた。


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